デジタル生前整理は、”今”必要なことです

人生の終わりに備えておく

いわゆる終活とか、エンディングノートなどは、世間に定着してきました。

ただ、まだまだ高齢者がやるもの というイメージは残っているようです。

相続財産に関するものは、遺言書があります。

エンディングノートは、相続財産のことを整理しておくことももちろんですが
持ち物の処分とか、葬儀の希望とか、あと、自分自身で判断がつかなくなった時に
介護をどうしてほしい等
、を残しておきます

いずれにしても、事前に自分自身の現在の状態や、
未来の自分がどうありたいかを明らかにする必要があります。

さて、問題はデジタルです。

デジタル遺品とは 、持ち主が亡くなり、遺品となったデジタル機器に
保存されたデータ、
インターネット上の登録情報、などのことをいいます。

デジタル終活とは、そのデジタル遺品(その情報を)
どうやって遺族の手に渡すか、または、誰にも見られないように処分するか
を決めておくことです。

ただ、決めておくだけではありません。

持ち主の意思を預かる人、持ち主の意思を実行する人
をも決めておかなければなりません。

親が高齢で、デジタルにはとんと疎い、そして、兄弟もいない一人っ子で若い甥姪に頼ることもできない
そのような、家族にできる人が1人もいない場合は、友人に頼まないとなりません。

友人に頼むのも気が引ける場合は、どこか、信用のおける第三者に頼まなければなりません。
でも、どこに頼めばいいのか?信用がおける、とはどういうことだろう?

最近は、預かったり、実行したりするサービスを提供する業者さんもいるようですが。

ただし、サービスに委託する前に、自分にはどのようなデジタル遺品があるのか?
それをはっきりとさせておかなければなりません。

いわゆる、デジタル生前整理をしておかなければならないのです。

これは、高齢者というよりは、どの世代にも必要なことです。

デジタルを使っている、使いこなしているのは、若い世代に多いでしょう。
使えば使うだけ、その情報をきちんと整理しておかないと
その人が突然いなくなった時に、周りが困ることになるのです。

デジタル生前整理は、”今”やることが必要なのです。

PAGE TOP