引き継ぎというと、つい事務職で考えてしまいます。
実は事務職以外でも引き継ぎが必要だったりします。
システム担当もそうですよね?

システムは仕様書とかドキュメントを残しているでしょうから
引き継ぎもしやすいのかもしれません。(想像だけど)
共通の言語があるというか。
それぞれにベースとなる知識があるから
決められたルールにのっとって書かれたドキュメントを見ることで
意図することが伝わるのでしょう。

ある意味、理想です(^^;

たとえば、今やっているデータ入力の仕事。
全国的に共通のルールにのっとって入力しています。
最初に研修がありました。
だから、だれでもが同じように入力することができる。
また、それを求められます。

昔、百貨店の社員だったころ。
やはり研修を受けました。
内定者研修として、社員としての教育。
配属になった部署ごとの研修。
そして毎日の練習(店内アナウンスだったので発声練習とか滑舌とか)

それぞれの経験によって少しずつレベルアップは期待されますが
それはスキルアップ研修などでやはり学んでいけました。
誰かのスキルを受け継ぐとか、そういう概念はそういえばなかったですねぇ。

人が入れ替わる、という勤務形態も関係があるかもしれませんね。
営業はしているけれど、誰かは必ず休んでいる。
だから、誰もが同じように仕事ができないと困る。

そういう仕事もあるわけです。

データ入力をしているとき、
私はつい「このデータベースはどういう構造になっているんだろう?」
と考えてしまいます。
そして「間違いようがないように構築するにはどうすればいい?」
とも考えてしまいます。
でも、そこまで作りこんでいくのは難しいです。

それよりも、ルールも刻々と変化していくこの時代

ルールとその変更状況を
共有する仕組み
をつくるほうがいいのかもしれませんね。

今までは
「どんな人でも間違いようのないシステム」
というものを目指してきましたが
これからは
「かかわる人すべてが情報を共有できるようなシステム」
を考えてみたいなと思います。

究極の引き継ぎも、
ある意味「情報を共有する」ことに
つながるのかもしれませんね。